【出口戦略の選び方】売却か持ち続けるか?判断軸を整理2025.08.27
「そろそろ売却すべきか、それともこのまま保有し続けるべきか…」賃貸経営を続けるなかで、こうした悩みを抱えるオーナーは多いです。家賃収入が得られていても、ローンの残債や修繕費、老朽化リスクなど将来への不安は尽きません。
本記事では、不動産オーナーが出口戦略を判断する際の基準や、売却・保有それぞれのメリット・デメリットを整理し、冷静な選択につなげるヒントを提供します。
まず確認したい5つの判断軸|売却か保有かの分かれ目
出口戦略を考えるうえで大切なのは、感情ではなく「根拠ある判断軸」を持つことです。「なんとなく不安だから売る」「儲かってるから持ち続ける」だけでは、将来的に後悔につながることもあります。ここでは、売却か保有かを判断するためにチェックしておきたい5つの視点をご紹介します。
ローン残債と売却想定価格のバランスを見る
まず確認すべきは、売却価格でローンが完済できるかどうかです。オーバーローン状態での売却は手元資金を圧迫するため、無理に売るとかえって損失を出すリスクがあります。逆に、残債を上回る価格で売れる見込みがあるなら、売却の好機といえます。
キャッシュフローが黒字か赤字かを見直す
毎月の家賃収入からローン返済・管理費・修繕費などを差し引いた後に、きちんと手元に利益が残っているかを確認しましょう。赤字が続く、あるいは収支トントンの状態が長く続くようであれば、経営の見直しや売却判断のタイミングかもしれません。
物件の築年数と立地による競争力を評価する
築年数が古くなると、入居希望者の選定条件から外れるリスクが高まり、空室率の上昇や家賃の下落につながります。また、周辺に新築や競合物件が増えているエリアでは、立地条件による競争力の有無も重要な判断材料となります。
修繕・管理への負担感を想定する
外壁補修、屋上防水、給排水管の更新など、大規模修繕の予定が近い場合は、資金面だけでなく管理の負担も無視できません。管理会社に任せている場合でも、最終的な意思決定や費用負担はオーナーの責任です。「そろそろ大変」と感じる場合は売却を考える時期です。
ライフプランや資金ニーズと照らし合わせる
今後のライフイベント(教育費・住宅購入・老後資金など)や働き方の変化を見越して、資金が必要になるタイミングとの兼ね合いも重要です。「資金化することで次の行動が取れる」と感じたら、出口戦略として売却を前向きに検討してもよいでしょう。

売却のメリット・デメリット
売却は、物件の価値が下がる前に利益を確定し、将来の手間やリスクを回避できる選択です。一方で、売却後は収入が途絶えるほか、税金の負担も発生します。
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| メリット | ・売却益を確定できる ・修繕や管理の手間から解放される ・資金を他の用途に回せる ・相続・贈与の整理がしやすくなる |
| デメリット | ・家賃収入という資産を手放すことに ・譲渡所得税などの税金が発生 ・売却時期によっては損を出す可能性も |
売却後の資金活用に明確な目的がある場合や、老朽化・空室リスクが高まる前に動きたいと考える人には適した戦略です。
保有のメリット・デメリット
保有を続ける選択は、安定したインカムを維持しつつ資産を守る方法です。ただし、経年による修繕コストや空室リスクには常に備えておく必要があります。
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| メリット | ・毎月の家賃収入が継続する ・ローン完済後の収益性が高い ・資産形成と老後収入の両立ができる ・相続税対策になる場合もある |
| デメリット | ・修繕費や管理コストが継続して発生 ・築年数とともに空室リスクが高まる ・将来的に売却しづらくなる可能性も |
今後も安定的に入居が見込めるエリアで、長期的な資産形成を重視したい方には、保有継続の方が適している場合もあります。
出口戦略の判断に役立つチェックリスト
出口戦略には明確な正解はありませんが、自分の状況を客観的に整理することで、最適な選択肢が見えてきます。以下のチェックリストで「今、売却を検討すべきか?」「保有を続けるべきか?」をセルフ診断してみましょう。
売却を検討すべきサイン
- ・今売ればローンを完済し、手元に資金が残る
- ・キャッシュフローが赤字、または収支がトントン
- ・今後5年以内に高額な修繕が控えている
- ・空室が長引き、入居者募集に苦労している
- ・老後資金や他の目的にまとまった資金が必要
保有を続ける価値があるサイン
- ・家賃収入が安定しており、黒字が出ている
- ・築年数は浅く、周辺物件と比べても競争力がある
- ・修繕積立や管理体制が整っていて、大きな出費の心配が少ない
- ・ローン完済が近く、今後収益が大きく改善しそう
- ・将来的に相続や年金代わりとして保有を考えている

まとめ
出口戦略を考えるときは、感情や不安に左右されず、「将来の見通し」「自分のライフプラン」といった客観的な要素を軸に判断することが大切です。売却に踏み切るか、保有を続けるかで迷ったときこそ、自分にとっての“最適な出口”を見つけるチャンスでもあります。必要があれば、専門家や不動産サービスの力を借りて、正しい選択をサポートしてもらいましょう。
不安がある場合は、不動産の専門家に相談しながら、堅実な判断を積み重ねていくことを勧めます。OWNER’S WINでは「プロに相談する」から、不動産のプロフェッショナルに無料相談できる窓口があるので、不安がある場合はぜひ活用してみてください!
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