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修繕積立金と管理費が「爆上がり」する前に!マンション選びで失敗しない3つの見極め方 2025.10.29

「このマンション、管理費も修繕積立金も安くてお得かも」 そう思って購入したマンションが、数年後に急激な費用負担増に直面してしまう。
そんな事態を避けるためには、「購入時点で何をチェックすべきか」を知っておく必要があります。

本記事では、将来的に修繕積立金や管理費が爆上がりしてしまうマンションの特徴と、現地・書面の両面からチェックすべきポイントを解説します。
管理状態を的確に見極め、将来の出費リスクを抑えるためのポイントをお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

修繕積立金が「爆上がり」するマンションの3つの共通点

将来的に修繕積立金が大幅に値上げされてしまうマンションには、いくつかの共通点があります。
ここでは、購入前にチェックしておきたい3つのポイントを解説します。
どれか一つでも該当する場合は、将来的な費用負担が大きくなる可能性があるため注意が必要です。

長期修繕計画が甘く設定されている

マンションの維持には定期的な大規模修繕が不可欠ですが、その資金となるのが「修繕積立金」です。
初期段階でこの積立金が極端に低く設定されているマンションは、将来的に大幅な値上げが必要になるリスクがあります。

例えば、築10年を超えても1戸あたりの積立金が月5,000円以下といった場合、近い将来の工事費に対して明らかに資金が不足している可能性があります。
見かけの安さだけで判断せず、長期修繕計画書をもとに「いつ」「いくら」必要なのかを具体的に確認しましょう。

管理費や修繕積立金の滞納が多い

管理組合の運営状況が悪いマンションでは、滞納者の割合が高くなりがちです。
収支報告書に「滞納額◯◯円」「未納者◯名」などと記載がある場合は注意する必要があります。
滞納が続けば、他の住民にその負担が跳ね返ってきます。

滞納率が高い場合は、将来的に急な修繕費値上げが行われる可能性が高く、健全な管理運営がされているかを慎重に見極める必要があるでしょう。

また、滞納額が年々増加傾向にある場合は、組合の徴収能力や住民全体のモラルに問題がある可能性もあります。

過去の大規模修繕が適切に行われていない

適切なタイミングで必要な修繕が実施されていないマンションは、次回の工事で一気に多額の費用がかかる恐れがあります。

外観はきれいでも、「前回の修繕内容が一部省略されている」「足場を組まずに応急処置だけだった」など、見えない問題を抱えているケースも。

過去の大規模修繕工事の記録が残っていない、あるいは工事直後にもかかわらず次の修繕に向けた積立計画の見直しがされていない場合は、将来的に資金が不足するリスクが高まるでしょう。
そのまま気付かずに購入してしまうと、入居後すぐに追加負担を求められるリスクがあるため注意が必要です。

現地で見抜ける管理不良サイン

管理状態の良し悪しは、現地を訪れるだけでもある程度見抜くことができます。
共用部の清掃状況や住民マナーなど、細かなポイントを意識して観察することで、「このマンションは大丈夫か?」といったヒントが見えてきます。

購入前に必ずチェックしたい現地のポイントを紹介します。

共用部分の劣化や清掃状況

現地内見時には、住戸の中だけでなく共用部分も細かく観察しましょう。

エントランスや廊下、ゴミ置き場の清掃状態が悪かったり、照明が切れていたりする場合は、日常的な管理が行き届いていない証拠です。
また、植栽が荒れている、掲示物が古いまま放置されているなどのサインも、管理組合や管理会社のチェックが甘い可能性を示しています。

住民のマナー・ルール順守状況

共用部分に私物(ベビーカーや自転車、観葉植物など)が放置されていると、管理が緩いマンションである可能性があります。

ペットルール違反、騒音トラブル、無断駐輪などの兆候もないかを目視で確認しましょう。
これらは「住民の意識の低さ」の表れでもあり、マンション全体の秩序維持や修繕協力にも影響します。
購入前に住み心地の一端を感じ取ることができるポイントです。

書面から読み解くマンションの将来性

マンションの将来性は、見た目や立地だけで判断するのではなく、「どのように管理・運営されているか」を書面から読み解くことが重要です。

ここでは、購入前に確認すべき代表的な書類と、それぞれから読み取れる管理の健全性を解説します。

長期修繕計画書と収支報告書のチェック

まず確認したいのが、長期修繕計画書と収支報告書です。特に修繕積立金の残高と、将来予定されている工事の費用がバランスしているかを見極めましょう。

例えば、今後10年以内に大規模修繕が予定されているにもかかわらず、現時点で積立残高が少なく、今の積立ペースでは必要額に届かないような場合、将来的に積立金の大幅な引き上げや、一時金の徴収が行われる可能性があります。

さらに、修繕周期が極端に短すぎたり、逆に工事項目が曖昧すぎたりする場合も要注意。
計画が現実的でない、または専門的な根拠に基づいていない可能性があります。過去に修繕内容が変更された履歴があれば、それも含めて理由や背景を確認しておきましょう。

購入後に「こんなはずじゃなかった」とならないためには、表面的な数値だけでなく「計画の中身」を読むことが大切です。

管理規約と総会議事録の確認

管理規約と総会議事録には、管理組合の姿勢や住民意識が表れます。まず、管理規約が築年数相応に改定されているかを確認してください。

現代の住環境に対応していない古い規約がそのまま残っている場合、管理組合の対応力に不安が残ります。また、総会議事録を2~3年分チェックすると、運営の透明性が見えてきます。

「重要な議題が何も話し合われていない」「同じ役員が何年も続いている」「反対意見が多くて物事が進まない」といった傾向があれば、内部に課題を抱えている可能性が高いでしょう。
逆に、議事録に活発な意見交換や改善提案の記録が残っている管理組合は、健全に機能している証です。

将来の負担増を防ぐために今できること

マンション購入時点で将来の負担増を完全に防ぐことは難しいものの、リスクを限りなく減らすために「今できる行動」は確実に存在します。
ここでは、購入前に取るべきアクションと、入居後に意識したいポイントをそれぞれ紹介します。

管理資料を積極的に開示請求する

物件購入を検討する段階で、遠慮せずに「管理資料一式の開示」を不動産仲介会社に依頼しましょう。確認すべき代表的な資料は、以下の4点です。

・長期修繕計画書
・管理規約・使用細則
・管理組合の会計報告書
・総会議事録(直近2~3年分)

これをもとに、積立金の健全性や管理組合の運営状況を把握できます。
もし内容に不明点がある場合は、マンション管理士などの専門家に相談するのも効果的です。
特に長期的に所有する予定の方は、事前に管理状態を確認しておくことで将来の出費を最小限に抑えられます。

入居後も管理組合に積極的に関わる

購入後は「管理を任せっぱなし」にするのではなく、できるだけ管理組合の活動に参加することをおすすめします。

例えば、総会への出席や、理事会役員への立候補、改善案の提案などは、住民全体での管理の質を高めるきっかけになります。
住民が無関心だと、管理会社に丸投げの状態となり、重要な判断がブラックボックス化してしまうことも。

将来の値上げや修繕方針に影響を与えることもあるため、自分自身が関与する姿勢を持つことで、安心して長く住み続けられるマンションづくりに貢献できます。 「自分だけの問題ではない」という意識を持つことが、管理トラブルの予防にもつながります。

まとめ

マンション選びで見落とされがちなのが、「管理状態」や「将来の出費リスク」です。購入時点で管理費や修繕積立金が安く見えても、それが適正かどうかは書面と現地の確認を通じて見極める必要があります。

本記事で解説したように、長期修繕計画の妥当性や滞納の有無、過去の修繕履歴、共用部分の劣化状況、住民のマナー、そして管理組合の運営姿勢など、見るべきポイントは多岐にわたります。
特に修繕積立金は、いずれ必ず発生する大規模修繕の資金源であり、適正な管理がされていなければ、将来の家計を大きく圧迫しかねません。

安易に「安いから」「外観がきれいだから」と決めてしまうのではなく、将来にわたって安心して住み続けられるかという視点を持つことが重要です。目に見えない「管理の質」を見極める力こそが、賢いマンション購入の鍵となります。

不安がある場合は、不動産の専門家に相談しながら、堅実な判断を積み重ねていくことを勧めます。OWNER’S WINでは「プロに相談する」から、不動産のプロフェッショナルに無料相談できる窓口があるので、不安がある場合はぜひ活用してみてください!


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