賃貸アパートのメンテナンスはなぜ必要?項目と注意点3つを解説!2025.06.11
賃貸アパートを経営するうえで欠かせないのが「メンテナンス」です。建物や設備を適切に管理していくことは、入居者満足や資産価値の維持、トラブルの予防にもつながります。
本記事では、賃貸アパートにメンテナンスが必要な理由や、具体的なメンテナンス項目、放置するとどうなるかといった注意点をわかりやすく解説します。これからアパート経営を始める方や、管理体制を見直したい方はぜひ参考にしてください。
賃貸アパート経営においてメンテナンスが必要な理由
アパート経営を安定させるためには、なぜ定期的なメンテナンスが重要なのかを理解しておくことが大切です。ここでは、その主な理由を3つ紹介します。
建物の劣化を防ぎ、資産価値を保つため
アパートは年月とともに自然と老朽化していきます。メンテナンスを行わず放置すれば、外壁のひび割れや屋根の劣化、設備の故障などが起こりやすくなり、結果として物件の価値が下がってしまいます。
定期的な維持管理によって、建物の寿命を延ばし、売却時の価格や資産評価にも好影響を与えることができるでしょう。
入居者の満足度・安全性を維持するため
住環境の快適さは入居者の満足度を左右します。例えば、共用部の清掃が行き届いていなかったり、電球が切れたまま放置されていたりすると、管理がずさんな印象を与えてしまいます。
また、老朽化した設備や建物は事故や火災などのリスクにもつながるため、安全性の面からもメンテナンスは欠かせません。
修繕費の急な出費を避けるための予防措置として
日頃からこまめに点検・修繕を行っていれば、トラブルの芽を早期に発見できます。例えば屋根の劣化を放置すると雨漏りが発生し、室内の天井や壁の補修が必要になることも。損傷が小さいうちに対応しておくことで、大きな修繕費用の発生を未然に防ぐことができます。

賃貸アパートの主なメンテナンス項目
賃貸アパートのメンテナンスにはいくつかの種類が存在します。ここでは、アパート経営において特に重要とされる代表的なメンテナンス項目を紹介します。
日常清掃と共用部の点検
エントランスや階段、廊下、ゴミ置き場などの共用部は、入居者や内見者が毎日目にする部分です。週に1~2回ほど清掃を実施して、清潔に保ちましょう。
また、定期的に点検を行うことで、破損や不具合も早期に把握できます。電球の交換、掲示物の整備なども物件の印象をよくするうえで非常に大事です。
消防設備点検
アパートなどの共同住宅で延床面積が150平方メートル以上の建物には、消防法により消防用設備等の設置が義務付けられています。これらの共同住宅においては、設置されている設備を定期的に点検し、3年に1回所轄の消防署に報告書を提出する必要があります。
点検には「機器点検」「総合点検」の2種類があり、それぞれの実施内容・頻度は以下のとおりです。
| 点検の種類 | 内容 | 頻度 |
|---|---|---|
| 機器点検 | 設備が正常に作動するかを目視を中心に点検 | 6ヶ月に1回 |
| 総合点検 | 設備の動作確認を行うなど総合的な点検 | 1年に1回 |
さらに、3年に1回は点検結果を消防署に報告する義務があります(消防法第17条の3の3)。
参照元:東京消防庁 https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/lfe/office_adv/tenken_houkoku.html
ただし、報告義務の有無や頻度は建物の用途や規模によって異なるため、管轄の消防署または自治体のホームページで確認するのが確実です。
またアパートで設置されていることの多い消防設備は以下のようなものがあります。
アパートでよく見られる消防設備
- 消化器
- 誘導灯
- 自動火災報知設備
- 避難器具
- 非常警備設備
設置されている設備は、建物によって異なります。
例えば、3階建て以上の共同住宅では「避難器具」や「自動火災報知設備」の設置が求められることが多く、点検項目が増える傾向があります。詳細については建物図面等で確認しましょう。
屋根・外壁等の建物点検
屋根や外壁、バルコニーの防水状態など、建物全体の定期点検も必要です。特に外壁のひび割れや塗装の剥がれは、見た目の問題だけでなく、雨水の侵入による内部劣化の原因にもなります。10年を目安に外壁塗装や屋上防水工事などの大規模修繕を計画しておくと安心です。

メンテナンスを怠るとどうなる?注意点を解説
メンテナンスの重要性を理解していても、実際に怠った場合のリスクまでは見落とされがちです。ここでは、メンテナンスを怠ることで発展しやすいトラブルや注意点を紹介します。
クレームや退去につながる可能性
共用部が汚れていたり、設備の不具合が長期間放置されていたりすると、入居者の不満が募ります。管理体制に不信感を抱かれ、クレームや早期退去につながるケースもあるため、日常的な点検や修繕は欠かせません。
突発的な修繕で収益が圧迫する
メンテナンスを怠ると、給排水管の破損や設備の故障など、突発的なトラブルに見舞われることがあります。これらは修繕費が高額になることも多く、収益を圧迫する要因になります。予防的に点検・補修を行っておくことが、経営の安定につながるでしょう。
入居率に影響が出る
物件の清掃状況や外観の状態は、内見時の第一印象に直結します。ゴミの散乱や汚れが目立つアパートは「管理が行き届いていない」と判断され、入居希望者が他の物件を選んでしまう可能性も。結果として空室期間が長引く原因にもなり得ます。
まとめ
アパート経営を成功させるためには、定期的かつ計画的なメンテナンスが欠かせません。入居者にとって安心・快適な住まいを維持することが、結果的に収益の安定にもつながります。
特に管理に不安がある場合は、信頼できる管理会社と連携し、点検スケジュールや修繕計画を立てて対応していくことが大切です。手間を惜しまず、将来を見据えた運営を目指しましょう。
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